プロポリスの歴史について
ミツバチが複雑な方法で作り出すプロポリスは今から約4000年前も昔から民間薬として使われていたと言われています。
人類の歴史が50〜100万年の歴史に対し、ミツバチという生物の始まりは約4200年前なので比較すると長い歴史を感じます。
人類が退誕生した時から今に至るまで私たちはミツバチの恵みを活用しながら共に生きてきたことがわかります。
中国の古書には「露蜂房」として野生のハチの巣から発見された黒い脂のかたまりを不治の病に使おうとしたという説がのせてありますが、
これはおそらくプロポリスのことだと思われます。
まだまだ他にもたくさんの歴史があるプロポリス。
その歴史を辿りながらプロポリスの神秘や恩恵に触れてみましょう。
プロポリスの最も古い歴史は紀元前7000年頃のことです。
古代エジプト時代の洞窟壁画やレリーフにはミツバチの蜂蜜採取の様子が描かれています。
またこの時代にミイラを作る際の防腐剤として使われていたことからすでにプロポリスの作用が知られていたということが考えられます。
紀元前2500〜600年には北イラクのアッシリアにてプロポリスを粉末にして炎症や腫れ傷
毛髪の発育促進に使用され、古代ギリシャであるアリストテレスの著書にも皮膚疾患や感染症などの外傷薬と記されています。
ギリシャ時代のその他の書物にもプロポリスについての記述が多く残されていることから、
プロポリスについての関心や様々な作用を試行していたと考えられます。
そして、プロポリスはこのころからヨーロッパへと広がり、古代ローマ時代の戦争必需品として戦地で使われたり、
南米ペルーのインカ帝国では熱性の感染症に、太平洋諸島では腹痛や炎症の治療にも役立たれました。
そして世界中でプロポリスの様々な効能が認められ有効な万能薬として守られるようになったのです。
こうして歴史を辿ってみると私たちが生まれるはるか昔から重宝されてきたことがわかります。
それはプロポリスが私たちのいのちのバトンとなって時代を受け継いできたといえるでしょう。